楽しく仕事をする人を増やしたい
始めたばかりは楽しいと思っていた仕事が、いつの間にか、やらされ感ばかりのつらい仕事になっている。
やらされ感で始まった仕事でも、いつの間にか、楽しく仕事ができるようになっている。
この2つの違いはどこからくるのでしょうか?
自立して仕事をしているかどうかの違いと考えます。
自分で自分の目標を決め、その目標を達成するために、定期的にふりかえることで、自立的に行動ができるようになります。
このふりかえりの効果を上げるツールがKPTAです。
自立して行動できるようになるまでには、何度も挫折をしてしまうこともあります。
けぷた倶楽部は、自立を目指す方が集まり、必要とするKPTAの情報を交換し、互いの自立を助け合っていく場となることを目指します。「KPTA」とは?
KPTAは目標達成のために、日々の行動の改善を促進するツールです。
「KPTA」とは?
KPTAは目標達成のために、日々の行動の改善を促進するツールです。
Keep、Problem、Try、Actionの4つ観点を持つ思考フレームワークであり、この観点に沿って考えを整理することで、次のアクション(行動)を明確になります。
とてもシンプルであり、だれでもすぐに使うことができます。
- Keep:「続けること」です。
目標を達成するために日常的に続けることです。 - Problem:「問題点」です。
目標と現状の差であり、差を縮めるためにマイナスに作用している事象です。 - Try:「試したいこと」です。
現時点から、目標を達成するまでに実施すると効果のありそうな、施策です。 - Action:「行動すること」です。
目標を達成するために新たに行うことです。
KPTAが登場した背景
KPTAは、ITの現場、特にソフトウェア開発を行なう人たちが、自分たちの仕事をふりかえり、もっとよく仕事をするために、どのようにすれば良いかを、知恵を出し合う際に使われています。
ビジネスの成功という目標を達成するのに不可欠となったソフトウェアは、その開発という仕事はビジネス環境に変化に追従するべく日々の改善が不可欠となっています。
このような環境で用いられてきたKPTAは、日々の行動を改善するツールへと進化し、ソフトウェア開発に限らず、様々な状況において目標を達成しようとする人を助けるツールとなっています。
KPTAの強みと弱み
KPTAは、チームでの定期的なふりかえりに使われてきました。
各チームメンバーからの多様な意見が相乗効果を生み、画期的な改善のアイデアへとつながります。そして、そのアイデアを現実のものにする行動力にもなっています。
これこそが、KPTAを使ったふりかえりの強みです。
しかし、個人でふりかえりをする場合はどうでしょうか。
自分以外の他者からの意見がないと、なかなか画期的なアイデアは生まれないものです。また、自分で決めた行動を継続することも困難でしょう。
これが弱みであると考えています。
このような弱みへの対応策こそ、この「けぷた倶楽部」なのです。
それぞれの目標を持った人が、KPTAという同じツールを使うということで集まり、互いに情報交換をしながら、切磋琢磨、互い助け合うことで、各人の自立を促していけるのです。
KPTAの進め方
ふりかえりは定期的に行ないます。オススメは1週間ごとに、15分~1時間くらいで行なうことです。
KPTAを使ったふりかえりは、以下の手順で進めます。
- 前回のActionを確認する。
実施を決めたActionが実施できたか、また成果が出たかを確認します。
成果が出ており、今後の続けるべきと判断したら、そのActionを今後のKeepとします。
Actionが実施できていなければ、実施できなかったという事実をProblemに挙げます。 - Keepを挙げる。
前回のふりかえりから今までの中で、目標の達成に寄与しており、今後も続けるべき行動を確認し、発見した新たな行動をKeepに挙げます。
また、以前のふりかえりで挙がっているKeepで、今後の継続が不要と判断したものはKeepから外します。 - 現在のProblemを挙げる。
前回のふりかえりから今までの中で、目標の達成の障害となっている事象や行動をProblemに挙げます。
Problemの中で、現時点で解決されているものがあれば外します。 - 次回のTryを挙げる。
目標達成のために、どのような対策が必要かを挙げます。Keepとなっている行動で、さらに目標達成のために強化できそうなアイデアや、Problemを改善するために有効考えられるアイデアを、実施の実現性はいったん棚上げにして、出していきます。 - 次回のTryを決定する。
Tryに挙がっているアイデアから、取り組むべき価値のあるものを選びます。 - TryをActionに落とし込む。
実施を決定したTryを、行動できるレベルまで具体化したActionに落とし込みます。
すぐに実行できるActionは行動に移し、必要であれば、Actionを計画に組み入れます。
- Keep:「続けること」です。
KPTAの用途
ITの現場で考案されたKPTAは
ITの現場を越えて様々な場面で利用可能ですリーダーシップ向上に
共通の目的を持って、目標に向かって活動するのがチームです。
チームが自らの行動を改善しながら目標達成をするのに、KPTAは活用できます。業種、職種問わず、様々なチームに対応できます。
特に、チームリーダーとして、リーダーシップを発揮してチームを率いていけるようになるためにもKPTAは有効なツールです。
目標管理、部下育成に
会社での人材育成において、目標管理が行なわれています。しかし、期初に決めた目標を確認するのは、期末の評価面談の時だけ。さらには、期初の状況と環境が変わってしまい、目標が達成できないことも多いでしょう。
KPTAを使って、定期的にふりかえることで、行動できるアクションを上司と部下で共有できますので、目標達成を上司が支援しやすくなります。また、環境変化に応じて目標を再設定する機会を設けやすくなります。さらには、上司と部下の間の信頼関係も強くなります。
会議の成果向上に
組織運営において、複数人の認識を合わせるには、会議はとても重要です。会議の成果を高めるには、進行や運営が大切です。
該当する会議の関係者で集まって、会議の進行や、運営の改善を検討する際に、KPTAを用いると議論がスムーズに行えます。
医療現場で
高い個人のスキルや責任感と共にチームワークを必要とする医療現場において、常に現場の業務改善とスキルアップを続けて行く必要があります。
KPTAは医療現場で「チームでの知識共有と専門知識の向上、業務の効率化」のために使われています。
起業に向けて
起業はただ稼ぐことが目的ではなく、社会において自分が貢献したい何かを実現するための手段です。自らのビジョンに向かって、そのアクションを決めて行くための方法として、KPTAを使うことができます。
受験勉強で
受験勉強は本人の人生における一大事であるとともに、家族にとっても大きなライフイベントです。本人の努力をサポートするためにも、情報共有と目標に向かっていることの定期的な確認を通して、家族で受験に取り組むことができます。
導入事例
やせる!KPT
とかく三日坊主になりがちなダイエットのためのエクササイズ。
ただ運動するのではなく、途中経過の実績を検証しながらやり方の改善もすることで、継続するためのモチベーションを保つことができます。
ロボットコンテスト参戦
ロボットコンテストを通じてプロジェクトの全体像を学ぶ研修は、半年に渡る長期研修。その経過と経験を整理しながら、良くできたこともうまくいかなかったことも、多方面からの学びを身につけていきます。
できる!KPTA
KPTAを使いこなせるようになりたい!
このような人向けに、KPTAを学ぶ塾「できる!KPTA」を開催しています。
KPTAの知識を得る入門講座と、KPTAを使って自身の目標達成を目指すワークショップがセットになっています。
KPTAを学ぶだけではなく、以下のような目標を達成したいと考えている方におすすめです。
- チーム運営(リーダシップの発揮)
- 営業ノルマの達成
- 資格の取得
- 英語の学習
- ダイエット
- 禁煙
- 積読の解消
塾の詳細と参加エントリーについては、下のボタンから専用のページへお進みください。
みなさんのご参加をお待ちしております。
できる!KPTAブログ
できる!KPTAの活動をブログで公開しています。
2016年6月22日「できる!KPTA」は、各自が掲げた目標を、他の人からのアドバイスや励ましを受けて達成していき、その過程で自立心を培っていくという塾形式の活動です。 4月7日に「第1回 キックオフ」を行なってか...2016年5月22日できる!KPTAは、各自が掲げた目標を、他の人からのアドバイスや励ましを受けて達成していき、その過程で自立心を培っていくという塾形式の活動です。 ここ1か月は、ネット上でコミュニケーションをとっ...2016年4月26日第2期まではなかった、ツール演習という回を今回は設けました。 2週間の気づきの共有 前回の目標宣言から2週間経って、どのような気づきがあったかを参加者で共有しました。 他の方に宣言した目...できるの?KPTA
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